https://youtu.be/OHL51aM2fZo
今日は、3月27日(日)の新聞に載っていた、
立憲民主党富山県連の動きについて、
本気度に疑問を感じたので、
そのことを語りたいと思います。
本当に勝つ気があるのか?立憲民主党富山県連!
参院選、新体制で結束?!
新聞の大見出しは、「参院選、新体制で結束」
そして、中見出しは「山氏の勝利を目指す」
とありました。
記事を読み進むと
「立憲民主党富山県連が26日に定期大会を開き、
新代表に代表代行の菅沢県議80歳を選出した。
夏の参院選富山選挙区に立候補する
山登志浩副代表42歳の勝利を目指し、
新体制で結束を図って行くことを確認した」
とありました。
何をしたって勝ってこないのでは?
正直言って、立憲民主党が
どんなに結束しても自民党に
勝てるわけがないと思っています。
去年の衆院選でも惨敗しているし、
富山の立憲民主党は、
実質旧社民党なのだから、
国政の立憲民主党との
本当の結束はなされていないように
見えて仕方ないからです。
どんな新体制?
そう言う目で、
どんな新体制になったのかを見ると、
昨年10月の衆院選で惨敗した
西尾氏が代表を辞任し、
約半年間空席になっていたところに、
代表代行だった県連最古参の
県会議員菅沢氏を選出。
あと、少し目を惹いたのは、
参院選出馬予定の山氏
を副代表に選出したこと。
あと一人を除いては、
ほぼ全員旧社民党の議員!
この新体制は、どこがどう新体制で、
本当に結束できるのか?
党本部との軋轢は刷新できるのか?と、
ぱっと見、疑問を覚えました。
80歳を代表に据えていいのか?
菅沢県議は、昨年の衆院選まで、
代表代行をしておられたので、
そのまま繰り上がりと考えれば
妥当なのかもしれません。
もちろん、実績、経験、当選回数を考えてもすばらしいのは間違いありません。
菅沢氏本人のコメントでは、
「しっかりやっていける自信がある。
執行部の布陣も含め、何の心配もない。」
とおっしゃったらしいが、
どこにどんな自信があって、
布陣を含めた何に何の心配もないのか?
全く説得力がないと感じました。
菅沢氏は尻に火が付いているのでは?
現県議の菅沢氏は、
氷見市を選挙区にする
現立憲民主党では最古参の県議で、
氷見市民からの信認は厚く、
前々回の選挙では、
自民党候補二人を相手に
トップ当選を果たし、
前回の選挙では、
自民党が1人しか候補者を立てず
無投票での当選を果たした実力者である。
しかし、先日、自民党が、
来春の県議選氷見選挙区に
もう一人の立候補者を
8年ぶりに立てる準備に入った!
との報道がありました。
それは、菅沢氏の実力や実績を認めた上で、
若返りを求めている
昨今の県内の選挙情勢を鑑み、
菅沢氏が80歳を超えたことを
チャンスと捉え、氷見選挙区の議席二つを
獲れるとの判断で動いたと見るのが妥当と考えます。
それを分かっている立憲民主党県連が、
敢えて菅沢氏を選んだのは、
結局、彼しかいない!ということではないのか?
と思うわけです。
ハッキリ言って、お年寄り頼み、
実績があるのは菅沢氏しかいない!
ということなんだと感じました。
山氏で、本当に勝てると思っているのか?!
次の参議院議員選挙に出馬予定の山氏は、
知っている方もいらっしゃると思いますが、
社民党時代に、党首であった
参議院議員の又市さんが、
愛知県江南市議会の
市議会議員だった彼を、
江南市から移住させてまでして、
富山に連れてきた方です。
生まれも育ちも富山の方ではありません。
いくら、元党首がその実力を高く評価し、
富山に連れて来た御仁だとしても、
富山県民に根付いている
「旅の人」感覚からすると、
到底、当選する目はない!
なんで県外のもんにさせるがよ!
ということです。
地元に優秀な人材がいなかったのでしょうか?
それとも・・・
実態は旧社民党の影響大!
さらなる不安要素は、
立憲民主党県連の成り立ちです。
全国的に見ても組織が出来上がるのが
極めて遅かった上に、
母体が、元民主党ではなく、
社民党であることです。
その原因は、
まだ、記憶に新しい
富山市議会のドミノ辞職事件の際に、
ほとんどの旧民主党議員が
いなくなってしまったことにあります。
一方、全国的には
風前の灯火であった社民党は、
富山県内では、比較的地盤が
しっかりしており、
全国的には珍しい形、
つまり、強い社民に
力を失った民主党が合流した
ということが根底にありそうなんです。
前代表の西尾氏は、
立憲民主党系で、その力を何が何でも
示さねばならない昨年の衆院選で大惨敗。
なぜ、出身地の2区ではなく、
敢えて激戦必至の1区に出てきたのか?
という疑問もあり、そのあたりに、
立憲民主党県連のごたごた
(簡単に言って、旧民主と旧社民の覇権争い)
があるように感じています。
あくまでも予想ですが、
前代表の西尾氏が、敗戦後、
あっさり身を退き、その後、
約半年、臨時会を招集することなく、
定例会まで何の動きもなかった
ことを考えると、案外、当たっているのでは?
と思っています。
そんな流れで、山氏は勝てるわけがない!
端的に言って、山氏の擁立は、
旧社民党が描いた絵で、
それに沿ったものだと思われます。
なので、代表の菅沢氏が、
「山氏と県連の支持を広げるため、
関係の政党とも協議しながら必勝の体制を築く」
と言われても説得力が微塵もない。
関係の政党って、どこなんでしょう?
シマが、真っ先にイメージするのは、
国民民主党ですが、国民民主の県連代表は、
年明けの新聞で、立憲民主から何の打診もない。
そもそも考えの違う野党同士が組んだとて、
2大政党に迫ることはできないことが、
前回の衆院選で明白となった。
存在を示すためにも
独自の候補者を擁立したい
と述べています。
国民民主党が独自候補を
擁立するかどうかは別にして、
単純にこれから動いたとて、
到底間に合わないと思います。
また、共産党と組むことも
現状ではあり得ない。
つまり、富山県の立憲民主党は、
国政で野党第一政党である
立憲民主党の色や影響は、
まだまだ薄く、
風前の灯火だった旧社民党の
残党が幅を利かせる、
全国的にも珍しい県連なので、
全国的な流れには、乗れないと思われます。
まあ、全国的な流れに乗ったとて、
勝つことはあり得ないと思いますが!
元々、野党が一枚岩で戦ったとて・・・
さらに言うなら、小選挙区で戦うのは、
大自民党の大きな実績がある現職議員。
ハッキリ言って、
既に勝負がついている選挙だ
と言い切ってもいいと思っています。
だから、全ての野党が共闘しても
勝てっこないと思っています。
現状は、昨年、衆院選で一議席を獲った
維新も候補者を立てると明言しています。
普通に考えて、そこが次点。
さらに言うなら、
この選挙から国政に打って出てくる
という新しい政党「参政党」も候補者を
立てて来るかもしれません。
そうなれば、旧社民党が地盤の
山氏が勝つことは、あり得ないと言い切れる
と思います。
それなのに、そういうことはおかまいなしに、
山氏の勝利を目指すと言い切られるのは、
旧社民党の灯を消したくない
という思いだけの
政治的パフォーマンスでしかない
とシマは感じています。
山氏の勝利を本当に信じて疑わない方は、
どれほどいらっしゃるのでしょうか?
県民はもちろん、立憲民主党の支援者や
旧社民党の支援者の方々ですら、
そう多くはないのではないかと思っています。
みなさんは、どう思われましたか?