議員の裏側

高すぎる!富山市の政務活動費は2位の3倍だった!

富山市はほかに比べて
3倍以上だということがわかりました。

なんの話かというと政治での活動費のことです。
議員はいわゆる給料の他に経費がわたされます。
この経費のことを政務活動費といいまして、
政治活動の費用に使ってもいいですよ!
というものです。

市町村によって違うのですが、
ちゃんとチェックしないところもあります。
富山市はもちろんあの事件以降、
キッチリとチェックしています。

富山市が突き抜けて高額!

この政務活動費なのですが
議員報酬同様、富山市が突き抜けて高額だ!
ということが分かりました。

政務活動費の支給額や支給の方法は
調べるとすぐにわかります。

県内自治体の政務活動費の実態

政務活動費の支給額や支給の方法を
県内の自治体で比較してみました。

富山市は、議員一人当たり、
年間180万円が会派に支給されます。

次に高額なのが、
高岡市と射水市で年間60万円です。
2番目に高額なのに富山市の三分の一です。

次が、氷見市の45万円。
その次が魚津市、黒部市、滑川市の36万円。
続いて、南砺市、砺波市の33万円。
次が、小矢部市の24万円。
その他の5市町村は、12万円でした。

富山市だけ政務活動にお金がかかる?

この違いは、何なのでしょうか?!
富山市の議員だけ、
政務活動にお金がかかるのでしょうか?!

支給方法は2種類、ひとつは会派へ前払い

また、支給の方法も2通りありました。
ほとんどの市町村が、
会派に対して、半期分を前払いで、
余れば返すという方法でした。

もう1種類は、議員個人に支給

しかし、射水市と小矢部市は、
会派ではなく議員個人に支払っていました。

完全後払い制

しかも、射水市は、完全後払い制を取っており、
とても好感が持てました。

逆に、射水市と小矢部市以外は、
旧態依然とした支給方法で、
様々な不正問題が表ざたになった今では、
ただただ使いづらくなっている
のではないかと感じています。

支払方法については、
射水市のように会派ではなく、
議員に対して支払い、
かつ、完全後払い制が、
市民に一番分かりやすく、
しかも、不正使用が起こらない
最善の方法だと思っています。

富山市は、あの問題発覚後、
自称!「日本一厳しい運用指針」を作成し、
さらに、第三者機関のお世話にもなり、
不正ができないシステムを作りました。

それは、それで、一時、評価は出来ましたが、
結局、市民の立場からすると、
分かりにくいシステムで、
さらに、議員の立場からすると使いづらく、
射水市のシステムと比べると、
雲泥の差だと思っています。

前回の動画では、
この経費がコロナの影響で使われておらず
その原因は視察が行けないから!
と話させていただきました。

なぜ、富山市は高い?

そのことを考えると、
経費額が富山市がダントツ高額になります。
先週の話と繋げると富山市だけ
視察費用が高額になる
というおかしなことになります。

どうしてこんなことになっているのでしょうか?
色々と調べましたが理由はハッキリとは分かりません。

今後、深く調べてきたいと思っています。

中核市だから?!

しかし、富山市が県内で唯一の中核市で
他県の中核市を参考に
議員報酬と政務活動費を設定
したからだと思われます。

両方とも議会で決められるものだからです。

富山市と射水市を比較

さて、富山市と射水市の
政務活動費の額と支払方法に絞って、
お話したいと思います。

仮に、富山市と射水市の執行率が
同じ50%だとすると、
その金額は、富山市が年間90万円となります。
射水市は、年間30万円です。

この額が、視察に行かなかったから
余った額となるわけです。

割合で見ると、ハッキリしませんが、
額にすると明らかにおかしい!
ことが分かりますね。

富山市議会議員は、
年間一人当たり90万円が視察費なのに、
射水市は30万円。
60万円の差があります。

この金額の違いは何なのでしょう?
3倍、視察に出かけていたのでしょうか?
そんなことはないと思われます。

回数は、ほぼ同じはずです。
会派内視察は、
年1回か、2回が、標準的です。

仮に、1回だとすると、
いったい何泊で、どこに行って来たのでしょう?

過去のデータを調べれば分かりますが、
90万円もかけた視察は、
あの事件以降、一度もされていません。

あの事件前は、執行率が100%でしたが、
あの事件以降は、コロナがあろうが、なかろうが、
執行率が大幅に下がっているのです。

最初から使い切れない金額?

つまり、最初から使い切れない予算が
付いているということです。

かつ、先渡し!

それを、こともあろうに、
先渡しで、使えなかったら、
返金するという、
執行率が100%だった時のシステムが、
そのまま生きているということです。

悲劇再び?!

これは、放っておくと、
再び、第二の財布として、
使わないと損!という発想が
復活する温床となりかねない!
と思うのです。

射水市のように、議員が自分の財布から、
まず、立て替えて支払い、
その領収書を事務局に提出し、
事務局が運用指針に照らして、
適切と判断したもののみ、
その金額を議員に支払うという、
完全後払いシステムに移行すべきと考えます。

このシステムは、単純明快で、
市民のみなさんにも大変分かりやすいと思います。

前回も言いましたが、
半分使わなくても議会が普通に機能している
実態からも、そして、今回指摘した
視察費が他市町村に比べると
異常に高額設定されていることからも、
政務活動費の減額を早急に議論して
欲しいと切に思います。

また、併せて、政務活動費の執行の実態を
分かりやすくするために、
完全後払い制への導入も検討して
欲しいと思っています。

みなさんは、どう思われますか?

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