議員の裏側

~ 部活はガンなのか!① ~

https://youtu.be/G63x5dLlOYM

部活さえなければ、教員は楽になるのか?

教員の多忙化解消の急先鋒として
当たり前のように各自治体が始めている
部活動の民営化!

こいつは、そんなに大きく
現場の教員の多忙化解消に役立つのか?

シマは、そんなことはない。
と、思っています。

部活を重荷だと思っている教員にとっては!

中学校の部活動は、
確かに、放課後のほとんどの時間を奪い、
土日祝祭日もそれなりの時間を要し、
やりたくない教員にとっては、
これがなくなることは大きいでしょう。

そして、部活以外の本来の仕事に
かける時間が増え、いい授業にもつながるでしょう。

なので、部活動が重荷だと思っている
教員にとっては、とてもいい動きであることは、
間違いないと言えます。

部活指導をしたい教員も少なからずいる!

一方、ちょっと考えれば分かることですが、
教員の中には、部活指導をしたい教員も
一定数います。

体育系や文科系の専門知識や技能を持つ教員は、
むしろ、部活動が民間に移行することを
よしと思っていないと思います。

また、専門性がそんなになくても、
生徒との距離が縮まる部活の指導効果の
重要性を感じている教員も少なくないと思います。

部活動は、課外活動なので、本来、教員が、
積極的にしなくてもいい活動で、
他に依存してもいい活動ではありますが、
それをすることで、生徒指導上、
図り知れない効果が学校生活の中にあることを
無視するわけにはいかないと思うのです。

皆さんの中に、一番お世話になったのは、
部活の顧問!という方が、
結構、いるのではありませんか?

生徒(部員)たちは?

この問題で、見逃してはならないのは、
部活動に参加する生徒(部員)たちの思いです。

教員が楽になっても、生徒たちが、
やりがいを感じないものになっては、
本末転倒だからです。

今のところ、先行して実施している自治体では、
専門性のある地元講師が付いて指導できるので、
専門外の学校教員がやるより、
充実した内容で生徒たちも歓迎している。
という報告が目立ちます。

が、全て地域の民間力に委ねて
本当に大丈夫か?という疑問が、
部活指導大好きだったシマには常にあります。

また、そんな都合のいい人材が、
潤沢におるんか?という疑問もあります。

言葉は悪いですが、多くは、爺さん婆さんでしょ?
とも思っています。

 

部活がガンなのではない!

で、このように部活動の教育効果を考えると、
完全に外に出すのは、逆に問題なのでは?
と思えてきます。

実は、部活動がガンではなく、
部活動が設定されている時間が、
ガンだと思うのです。

多くの中学校は、部活動の時間は、
下校時間後の放課後で、
その時間のほとんどが教員の勤務時間外です。

もちろん、土日祝祭日は、勤務日ではありません。

これが、ガンなんです。

時間外に働くから、当然、勤務時間が伸びる。
これを解決した方が、本当は、
両者にとっていいと思っています。

次回、この解決策を、もう少し詳しくお話します。

今日はこれまで! 

みなさんは、どんな手があると思われますか?

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