議員の裏側

~ 部活はガンなのか!② ~

https://youtu.be/BLtEl1ius9E

部活動民営化は最善策ではない!

教員の多忙化解消の決定打とされている
部活動指導者を地域の人材に委ねる。
という方法は、うまくいけば、教員にとっても、
子どもたちにとってもとてもいい方法です。

しかし、そんなにうまく行くことは
容易ではなく大きな問題が
4つあると思っています。

まず、①そんな都合のいい人材がいるのか?
次に、②学校の施設に外部の人材が
普通に入ってきていいのか?
そして、③指導の最終責任は誰が負うのか?
最後に、④現行の時間帯でいいのか?

この4つです。

放課後の時間帯に指導に来れる人材は?

中学校の部活動は、平日であれば、
だいたい16時30分~17時30分あたりです。
平日の毎日、その時間に来れる指導者は、
どんな方でしょう?

単純に考えると、一線を退いて、時間にゆとりのある
ご老人が主体になるのだろうと予想されます。

実際、実態を調べてみると、
退職教員にオファーがかかっているという
現実が見えて来ました。

しかも、そんな都合のいい方は、
そんなにいないということも見えてきています。

学校施設を使うとなると

次に、活動場所の問題です。
当然、多くは学校の既存の施設を
使うことが現実的だと思うのですが、
では、その場合、施設の管理は誰がやる?

具体で、分かりやすく言うと、
使い終わった後、誰が施錠するの?
といった施設管理の責任の所在が、
あいまいになり、そこに、問題が生じると思います。

さらに、学校教員でない民間人が、
普通に校舎内に出入りするとなると、
別の問題も生じる可能性も膨らみます。

それを避け、学校外の施設を利用するとなれば、
それはそれで、違う問題が出てくることは、
容易に想像できます。

活動の責任は誰が負う

次に、この活動の責任は、誰が負うのか。
という問題が考えられます。

学校の課外活動としての部活動なので、
本来は、学校。つまり、学校教員が負うもの。

しかし、民間に委託した場合、それは、
当然、民間の指導者が負うことになるでしょう。

平日の活動中の事故やケガは、もちろんですが、
土日祝祭日の活動の際のそれは、
どうなるのでしょうか?

多くの疑問が渦巻きます。

時間帯は現行のままでよいのか?

最後に、活動時間を考えます。

普通の中学校の普通校時であれば、
帰りの会が終わって、下校する時間は、
午後4時45分で、それが、
教員の勤務時間終了時間です。

つまり、全教員が時間を守って勤務する前提だと、
4時45分で、校舎内には誰もいなくなり、
施錠されることになります。

ところが、実際は、部活動開始時間が、
午後4時45分なんです。

先週も言いましたが、ここが、
一番の越えなければならない問題だと
シマは思っているのです。

今日はこれまで! 

みなさんは、どんな手があると思われますか?

 

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