議員の裏側

本当は全く盛り上がっていなかった黒部市議選がヤバい

黒部市議選
報道では黒部市議選が
混戦!激戦!と報道していました。

しかし実際には悲壮感が漂うほど低調で、
寂しい寂しい選挙戦となっていたのが
本当の姿です。

一緒に内容を見てみましょう。

やっとかっとの選挙戦

この前の黒部市長選挙はめちゃくちゃ盛り上がりました。

テレビでも報道され、どちらが勝つかはわからない。

またその内容も因縁があってのことなので、
面白い。

しかし、対して今回の黒部市議会議員選挙は、
4年前が無投票だったので、8年ぶりの選挙。

まずは何としても選挙にしなければならない選挙、
何とか選挙戦になってほしいというもの。

盛り上がらないとテレビにも取り上げられないし
街としてもさみしいもの。

毎回、無投票では、
活気がある政治は期待できないし、
春の市を二分した市長選は、
いったい何だったのかという
疑問が残るからです。

定数プラス1を確保

なんとか定数プラス1を確保。
ギリギリながらも選挙戦になることができました。

でも実は実は実は、、、

この時点で、泡沫候補が
一人いるという噂が、
遠く離れた富山市に住んでいる
シマの耳に届いていました。

つまりほぼほぼ落選する人が
確定してるということです。

一応体裁は選挙だけど無投票と変わらない・・・
言葉悪く言うと税金の無駄遣いの
選挙だと思っていました。

記者さんが知らないなんて・・・

こんなシマにさえ、
そんな情報が届くのですから、
黒部市民はもちろん、
報道各社の記者さんが知らないの?

そんなわけないですよね。

候補者以外はみんな知っているはずです。

なので、当選確実の17人の候補者は、
当落ではなく、得票数を競う
選挙になっていたということです。

低投票率間違いなし

こんな選挙戦なので投票率が上がるわけ無いです。

でも、いろんな新聞でいろいろなことが書かれていました。

「初陣10人混戦模様!」
と書いた新聞はいったいどういうつもりでしょうか。笑
やはり新聞を売りたいだけなのでしょうか?
それとも盛り上げたいのでしょうか?
それとも調査不足?

いやでも、実は盛り上がっているのかもしれませんね。

さらには落選するのは、たった一人ですが、
前回無投票で当選した2期目の候補と
今回が初挑戦となる候補計10人が、
どんぐりの背比べで、
誰が落選するか分からない
混戦です!と伝えていたわけです。

さらには票が読めないの記事も

しかも、票が読めない?
という見出しまであり、驚いていました。

まあ、上位当選するかどうかの票読みなら、
そうなのかもしれませんが、
それを読んだ何も知らない、
市議会議員選挙に興味関心がない
黒部市内の読者は、
当落の票読みのことだと思ったことでしょう。

さてさて実際の選挙結果は・・・

投票率は、過去最低となりました。

さらに、落選した1名の得票数は、
17番手の候補者602票を
大きく下回る134票。

法定得票数に達しなかったため、
繰り上げ当選の資格を得られなかった。
という、オマケつきでした。

つまり、泡沫候補だったということです。

なぜ、こんな報道になる?

結果を知ってしまえば、
市民の関心が低い、
全く盛り上がりのない、
税金の無駄遣いの選挙だった
ことが明白な選挙ですが、
報道は、どうして先のように伝えたのでしょう。

泡沫候補がいるという報道は

泡沫候補がいるということを
報道してはいけないのでしょうか?

やはり反感をうけるからなのでしょうか?

それは、公の報道は選挙については、
平等性を担保しなければならないからでしょうか?

一候補者が有利になることはもちろん、
不利になることも流してはいけないからです。

この基本原則があるために、
落選する候補者がいることを
薄々、いや、濃い濃い分かっていても
そう報道するわけにはいかず、
初陣がいっぱいいるから
激戦になるかもよぉ~
だから、みなさん、選挙に行きましょうねぇ~
という当たり前の真ん中のことしか
言えないわけです。

公共性の高い報道は限界

シマは、黒部市民ではないので、
こんなこと言えた義理ではないのですが、
前回が無投票で、今回も実質無投票の
選挙が行われる黒部市は、
今以上によい市、よい街にならない
気がして、仕方ありません。

それは、どんなに志が高い議員がいても、
こんな選挙ではモチベーションが上がらない
と思うからです。

きちんと市民のために働かないと
次の当選はない!
せめて、そんな意識を議員の方々に
持って頂かないで、
出さえすれば当選する!
そんな選挙が続いていては、
人間、堕落すると思いませんか?

みなさんは、どう思われますか?

 

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