議員の裏側

おもしろい!衆議院選挙富山1区 「圧勝確定!田畑総務副大臣」

今回は、少し前の話になりますが
10月10日の新聞一面に載った
富山1区の衆院選記事を見て思ったことを
お話いたします。

この時点では、公示前だったので、
選挙の日すらきまっていません。

まだ選挙日が決めっていなので、
選挙活動はできませんし、立候補者すら決まっていなので
当選者も決まっていないことになってません。

そんな中のおもしろくってたまらない記事でした。

おもしろい見出しが連続

大見出しが「短期決戦 浸透急げ」
中見出しが「衆院選決まり 初の週末」
小見出しが「1区4人奔走」
ですよ!おもしろいでしょ?!

まずは大見出し
「短期決戦 浸透急げ」
先ほど言った通り、公示前なんです。
公示は19日で、投票日は31日なんです。
まあ、その日が決定する前に噂されていた日が
一週間早まったので「短期」なのかもしれませんし、
知名度の低い候補は、
きっと「浸透」を急がなければならないのでしょう。

中見出しがこれまたおもしろい!
「衆院選決まり 初の週末」
衆院選の日程が発表されて、
初の週末で、そこで選挙期間でもないのに
積極的な動きがあったと伝えたいらしい。

とどめが小見出し。

4人が4人とも走りさくっている!
と報じているんです。
おかしくってたまりません。

候補者が多ければ激戦?

さて、富山1区の立候補予定者は4人らしい。
で、4人も出るから激戦
という雰囲気で報じていますが、
冷静に見れば、
自民党の田畑さんの圧勝確実!

今後、とんでもないスキャンダルでも流れない限り、
ぶっちぎりの当選になることは明らかです。

田畑さんは、先の組閣で総務副大臣になっています。
これまでも期待が大きかった議員ですが、
それが一気に加速した形です。

さらに、野党が共闘することなく、
先の市長選で名前を売った維新の吉田さんと
かなり前から出馬宣言をしていた西尾さん。

この二人が、反自民票を二分します。

でもって、さらに、共産党の青山さんまで出馬します。

反自民の票の1万票近くは彼が獲るでしょう。

となれば、残りの反自民票を獲りに行く
吉田さんと西尾さんは、2万~3万の間となります。

5万票以上が確実で、追い風が吹いて、
1~2万票の上乗せが期待できる田畑さんに
負ける要素が見当たりません。
死角はありません。

投票率が驚くべき率に跳ね上がれば、
少しは気配が変わるかもしれませんが、
そうさせないための短期決戦!
自民党の勝利は揺るぎないと思います。

何かおかしいぞ!この報道!

しかし、おっかしいんです。この報道!

似たようなことをこれまでも言っているので、
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
おかしいと思う理由を述べてみます。

その理由は、3つです!
1つ、選挙期間でないのに、
選挙運動まがいの活動をしていること。
2つ、それを報道が、
さも当たり前のこととして報道していること。
3つ、結果は既に明らかなのに、
さも接戦のように演出していること。
です。

ちょっとだけ説明します。
1つ目の「選挙運動まがいの活動をしていること」ですが、
選挙というものが、公職選挙法に
綺麗に則ってすべきものであれば、
この新聞記事もグレーだとシマは思っています。

どう見ても一般の方は、
選挙戦が始まっていると思っていると思うのです。

つまらんルールですが、
自分の名前入りのタスキは選挙期間しかかけられません。

なので、田畑さんはイメージカラーの
緑のタスキに白抜きで「本人」と書かれたタスキをしています。

吉田さんは、あいさつなんたら?と
書いたタスキをしています。

この二人は、富山市内では、知名度は抜群なので、
そんなことせんでも名前は浸透しています。
が、敢えて名前でないへんてこなタスキを付けて、
選挙戦を演出しています。

その他にも、街宣を普通にしていますし、
記事によると、いろんなところにあいさつ回り
に行っておられるようです。

公示前に「清き一票を投じて下さい!」
というのは、違反です。
もちろん、選挙協力を依頼するのも違反です。

許されているのは、政治活動です。
いろんなところにあいさつ回りに行って、
どんな話をしているのか、聞いてみたいです( ´艸`)

2つ目の「さも当たり前のこととして報道していること」
については、総裁選と似た匂いを感じています。

まだ、選挙期間ではないのに、勝手にそれらしく報道して、
公平性を装いながら、意図するところへ導こう
としているように感じます。

ただ、これについては、投票率を上げるためには
必要なのかな?とも一方では、思っています。

3つ目の「さも接戦のように演出していること」
これも、公平性の立場から、仕方ないことかと思いますが、
ちょっと考えればすぐわかることを、
こんな風に表現せんなんが?と疑問に思っています。

春の市長選と似ているぞ!

さて、この衆院選は、
この春にあった4人が出馬した
富山市長選の時と似た様相ですが、
あの時の藤井市長より、
今回の自民党の田畑さんは楽だと思います。

藤井市長より、格段に知名度が高いですし、
これまでの議員活動で定着させてきた
イメージカラーの緑を街宣車や
ポスターや服装にも徹底的に配し、
イメージをより強固なものにしています。

正直、全面緑のワゴン車には、
思わず笑ってしまいましたが、
市長選の時に、市民の認知度が
藤井市長より高かった維新の吉田さんより、
遙かに高い認知度で、
それに、副大臣が加わったので鬼に金棒状態。

野党は副大臣就任を祝福している?

さらに、野党共闘せず、
第二政党立民の西尾さんが立つので、
この二人の2位争いが、
戦いとしてはおもしろい。

でも、結局、双方が、足を引っ張りあう形で、
敗者にしかなりません。

結果、田畑さんを押し上げる。
結果オーライと言うか、
野党が、どうしてこんな動きをするのか?
というのが超疑問!

3人を一人に集約すれば、
ひょっとするとひょっとする展開も見えるのに、
野党が、副大臣就任を祝っているかのよう
にも見えるおかしな選挙戦になっています。
いや、失礼!なりそうです

2区、3区も問題なく自民党圧勝!

2区は、知名度が低い新人同士の対決ですが、
県議から転身した自民の上田さんが、
ずっと前から動いていて有利ですし、
3区に至っては、野党共闘したと言っていますが、
共産党の坂本さんと現職の橘さんとの一騎打ちは、
3期連続?ですから、新鮮味がありません!
なので、どちらも自民勝利がほぼ確実です。

立民の西尾さんが、1区ではなく、3区から出れば、
もう少し展開も変わったかもしれないと思うのは、
シマだけでしょうか?
野党が共闘すべきは、富山1区だったのではないでしょうか?

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