https://youtu.be/m8B8D8ApM9U
私が議員をしていたとき
旧統一教会の信者さんが
議員としていることを知っていました。
そのことをもとに前回、
富山市議会本会議の
江西議員の発言について、
私見を述べましたが、
今日は、そのさらなる内容です。
9月18日の新聞に載った
旧統一教会との関係が判明した
政治家の情報を元にお話ししたいと思います。
関わりがあった政治家は全部で13人
9月18日の新聞に関係が判明した政治家として
写真入りで紹介されていたのは8人。
富山県知事の新田さん、
富山市長の藤井さん、
高岡市長の角田さん、
滑川市長の水野さん、
衆議院議員の田畑さん、
衆議院議員の吉田さん、
参議院議員の堂故さん、
参議院議員の柴田さん
です。
他に、名前だけ載っていた政治家が5人。
射水市長の夏野さん、
魚津市長の村椿さん、
氷見市長の林さん、
小矢部市長の桜井さん、
南砺市長の田中さん
です。
10人中8人の市長が関係あり!
少し驚いたのは、
県内にある10市のうち、
8つもの市長に関係があるということでした。
こうなると、逆に、残りの2市長、
黒部市長と砺波市長は、
本当に何もないの?と
勘ぐってしまいます。
関わり方は、それぞれに
若干違いがありますが、
多くは、選挙がらみのようでしたから、
黒部と砺波だけ、
選挙応援をしなかったというのは、
不自然に思いました。
もし、この報道の通り、
2市の市長が、全く関わりがなかったとしたら、
問題になる前から、問題のある団体だと意識して、
排除するように動いていたことになります。
そうすると、逆に、大勢を占めている
8市町や県知事は、なぜ、
関わってはいけないことを知らなかったのか?
という素朴な疑問が生じます。
なので、きっと、良く調べれば、
黒部市長も砺波市長も
何らかの関わりがあるだろうと
考えるのが自然だと思います。
みなさんは、どう思われますか?
全ての確認は困難
記事には、大きな見出しで、
「全て確認困難」の声も
とありました。
簡単に言うと、
「選挙の応援してあげる」
と行って来た協力者全員の
宗教を尋ねることは
無礼にあたるということらしい。
まあ、確かに、
信じている宗教が、
△△教だから、〇、
◇◇教だから、✖、
なんてことは、できないでしょう。
旧統一教会もキリスト教の一派ということで
キリスト教ですと言われればわかりません。
仏教系でも、お西さんやお東さんという
メジャーなものから、
分派した様々な宗派がありますし、
キリスト教系でも同様に様々あります。
それに、新興宗教も加われば、
いくつあるのか分からないほど、
多岐にわたると思います。
なので、信仰している宗教を基に、
選挙協力を拒否することはナンセンス。
政教分離の精神にも反すると思います。
つまり、確認することに意味がない
のではないかと思います。
信教は自由なのだから
個々の信仰は自由なのだから、
どんな宗教を信仰していようが、
それは、かまわない。
問題は、ごまんとある宗教の
一つ一つを見極め、
そことの関係を考えることではなく、
どんな宗教と関わってもいいが、
その影響を受けないことに
あるのではないでしょうか?
実は自治体も加担している
記事には、ほんの少し、
付け足しのように、
「各自治体も、教団や関連団体が
主催する行事について
後援の名義使用を承認しないよう
徹底するなど、対応を進めている。」
とも載っていました。
さり気なく載せていますが、
これの方が、政治家の関わりより
重要だと思いました。
各自治体が、県内全てなのかは、
この記事からは判断できませんが、
多くの自治体で旧統一教会関係が主催する行事に
後援していたということになります。
これは、最終的に、
一般市民を旧統一教会の
入り口に導いたことになると思います。
簡単に言うと、布教活動に加担した!
ということになりかねないので、
ダメだと思います。
見なければいけないのはどこか!
今回のこの旧統一教会問題は、
例の射殺事件に端を発し、
射殺犯が統一教会の信者でないのに、
犯人の母親が入信していた旧統一教会が、
あっという間に反社扱いとなり、
それと関わった政治家は、けしからん!
という流れが大波になりました。
確かに、反社と関わることは、
その名の通り、社会に反することなので、
政治家たるもの一切関わってはいけません。
もちろん、一般市民もですが!
しかし、多くの政治家はもちろんのこと、
政治家を叩きまくっているメディアですら、
その反社の活動の一端を担いでいた
わけですから、政治家だけを叩くのは、
何の解決にもならないと思います。
一番気を付けなければならないのは、
その反社が、世の中に、日本に、
蔓延ることです。
そういう意味で、個人としての
社会への影響力が大きい政治家が、
一般人より大きく叩かれるのは、
やむを得ないと思うし、
それに気づけば、少しでも早く、
反社との関わりは断つべきとも思います。
ただ、それよりも何よりも、
注意しなければならないのは、
反社に加担していないか?
いつの間にか、手先になっていないか?
だと思うのです。
第二、第三の統一教会はないのか?
既に、お分かりの方も多いと思いますが、
かの団体は、上手に選挙運動の手伝いに
すっと入って来ていたようで、
その時に受けた恩を返す形で、
かの団体の式典や講習などに
来賓として参加したり、挨拶したりと
いいように操作され、利用されていたと言っても
いい状態だったと思います。
政治家であれば、世界平和だ!人権だ!
と言われれば、悪いことではない!
と思い、よくよく調べもせず、いつの間にか
反社の手下のようになっていたとしても
仕方ないと感じます。
今回、日本全土で、
このことが大ごとになったので、
今後、しばらくは、旧統一教会と
関わる政治家やメディア、自治体はないと思います。
しかし、こういうのは、手を変え、品を変え、形を変え、
力のあるモノにすり寄って来ると思います。
今回の件を、大きな大きな教訓として、
いつの間にか、反社がはびこる社会にならないよう
政治家をしっかり見、育てることが、
一般市民の使命ではないでしょうか?
みなさんは、どう思われますか?