議員の裏側

富山市議会常任委員会の不平等な構成人数!

どんな議会にも、
全ての案件を全員で考えていては、
効率の良い話し合いができない!

ということで、
全体をいくつかに分けた委員会という
話し合いの場を設けています。

これが委員会という制度です。

簡単に目的を言うと分業制です。

ある意味、本会議より真剣に
市政の具体的な内容について、
当局(市役所側)と議員が真正面から
討論しあう大切な場です。

富山市の分業

それが、富山市の場合、
4つ(総務文教、厚生、経済環境、建設)
に分けられており、
そこに、均等に議員を割り振って協議しています。

今日はこの構成人数を知ってもらい、
ある意味本会議より
重要な話し合いがなされる委員会
の議員割りがいい加減に
行われていることに気づいて、
本当にそんなことでいいのか?
を考えてもらいたいと思います。

平等であるべき構成人数が、この春、不平等に!

この春、富山市議会に4つある委員会の
構成員の人数が、2人の議員減により、
10・8・9・9と不平等になりました。

本来、平等であるべきなので、
全て9人にするのが妥当と考えます。

なぜ、こうなったのか?簡単に説明します

この春、二人の議員が減った

今年4月に1人の議員が、
ご病気でお亡くなりになりました。

そして、6月に参議院選に出馬するということで、
1人の議員が辞職されました。

その結果、議員定数38の富山市議会の
議員数が、36に減りました。

二人減でも問題なし

38人いるべき議員の数が
2人減ったわけですが、
38分の2なので、大勢に影響なし
ということで議会は動いています。

ちなみに、定数の6分の1減になると
補欠選挙を行い、
人員を補填する決まりになっています。

なので、富山市議会の場合、
7人減らないと補欠選挙にはなりません。

ならば、最初から定員を減らしても?!

ということは、最初から6人少ない
32人であっても議会の仕事はできることになります。

つまり、最初から、減ることをあらかじめ見越し、
お金がかかる補欠選挙にならないように
考えてあるということなのかなと思っています。

まあ、6人分の議員報酬と補選にかかるお金
どちらが大きいかは分かりません。

これらを踏まえて!

富山市議会委員会構成員数の実態

富山市議会には、4つの委員会があり、
全議員がどこかの委員会に割り振られ、
割り当てられた(所管の)議題を審議しています。

議員定数が40だった時は、
10人ずつ均等に割り振られていました。

定数が2減って、38になったら、
二つの委員会が各1減となり、
10・10・9・9となりました。

まあ、4で割り切れないので、
仕方ないですよね。

ところが、2人の欠員で・・・

先の2人の所属委員会が、
同じ厚生委員会だったため、
10・8・9・9となりました。

二人が所属していた厚生委員会が、
10人で構成されていた委員会だったので、
こうなったわけです。

それぞれが10人の総務文教と厚生委員会に
別々に所属していれば、
9・9・9・9と均等になったので、
良かったと思いますし、
一方で、9人の委員会でなくて
良かった!とも思っています。

二人共、9人の委員会に
所属していたとしたら、
10・10・9・7といびつになりますからね。

どんな構成が妥当か?

2減で、全体数が36人になったわけなので、
4つある委員会の構成人数は、
9人ずつが、一番いいに決まっています。

先に述べた通り、40人だった時は、
10人ずつだったからです。

しかし、実際は、10・8・9・9で、
変更なしで約あと3年進めることになりました。

まあ、先に補選の定数の話をしましたが、
二人減ったとて、大勢に影響ない
からかもしれません。

しかし、

たかが、2。されど、2。
割合で考えると2減はデカい!

先に説明した通り、議員定数は、
6分の1減で補選を行い代員を選ぶ!
と決まっています。

ということで、委員会定数も
割合で考えると
今回の2減は、10が8に減ったので、
5分の1減となり、6分の1減より、
割合は大きくなります。

なので、2しかではなく、
2も減ったと考えるべきで、
10の委員会から1人移動させて
全ての委員会を9人にする!
という判断が、正しい!
とシマは思っています。

こういうちょっと考えれば、
当たり前のことで、
しかも、すぐにできることを、
分かったような分からないような
理由を付けてやらない富山市議会。

ちょっとなまくらなんじゃないの?
と思ってしまいます。

私が委員会に参加していたとき

私が議員だった時にも、
お一人、病気で亡くなられましたが、
その時は、10・10・9・9の
10の方だったので、今回のように、
話し合いはなく、あっさりと
10・9・9・9で決着しました。
まあ、当然ですね。

しかし、10・10・9・8になっていた場合は、
もちろん話し合いが行われ、8を9にすべし!
となったと思いますし、なって当然だと思っています。

自分が辞めた後、どうなったかは、
記憶にありませんが・・・(笑)

みなさんは、どう思われますか。

今後の2減のままにされた
厚生委員会の動向はもちろん、
10名のままになった総務文教委員会の
動向も併せて注視したいと思っています。

 

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