地方議会は全て国会と違い、二元代表制!
なのに、富山市議会は、
その中身が、議院内閣制の様相です。
二元代表制と議院内閣制とは
国会は、選ばれた議員の中から、
内閣の総理大臣や国務大臣が選ばれる
議院内閣制です。
一方、地方議会は、首長と議員が
それぞれ選挙で選ばれる
二元代表制です。
首長も議員も
市民の直接選挙によって
選ばれているのです。
ですから、多くの議員が
所属している会派が、与党!
そうでない会派が、野党!
という考え方が、そもそもない!
議員が、議会が、一枚岩で、
首長や当局側と向き合う!
そういう制度のはずです。
議長の選考方法が、若手の頑張りで
真っ当な方向に変化したので、
議会の中身もと期待していましたが・・・
議会内の委員長と副議長のポストから見えるもの
先の新聞報道で、
議会内に9つある委員会の委員長席の全てを
38分の24議席を占めた自民会派が独占!
副議長席は、4人の公明会派が4席。
3人の立民会派が1席。
2人の誠政会派が1席。
残りの3席が自民会派となったことが分かりました。
このおかしさは、割合で見るとより明確
議席数の約63%を占めている自民会派が、
委員長席9席独占で100%
副委員長席9席を含めた18席で見ると
自民会派が、12/18=約67%
公明会派が、4/18=約22%
立民会派が、1/18=約6%
誠政会派が、1/18=約6%
一見がバランスが取れている
議席数63%の自民会派が67%なので
一見、バランスが取れているように見えなくもありません。
しかし、それ以外の会派に視点を移すと、
明らかにおかしいことに気づきます。
議席数割合が、約10%の公明会派が、約22%。
同じく、 約8%の立民会派が、約6%。
同じく、 約5%の誠政会派が、約6%。
同じく、 約5%の共産会派が、0%。
同じく、 約8%の3つの一人会派が、0%。
公明会派が明らかに、、、
明らかに、公明会派の割合が高すぎです。
公明会派は、国政では
連立を組んでいるので、
それを受けて、市政でも
与党扱いとなっているようです。
実際、今回の選挙でも、
現市長と政策協定を結び、
与党っぽく戦っていました。
しかし、そうだとすると、
今回は、社民から立民に変わった
立民会派も優遇されなければ
おかしいと思っていました。
公明会派と同じく、
現市長と政策協定を結んで
選挙を戦っていたからです。
ところが、それは、
全く考慮されていませんでした!
政策協定を結んだ結ばないを
考慮しないのであれば、
立民会派二人は、妥当に見えます。
さらに、公明会派には、新人がいます。
その方が、即、副委員長になります。
立民にも、共産にも、一人会派にも、
ベテランや三期以上の議員が複数います。
なのに、公明会派の新人が副委員長になるのです。
まとめ
こんなポスト割りは、あり得ないと思います。
それぞれ当選した議員には、
たくさんの支援者がいます。
市民のみなさんの声をしっかり伝え、
市政をしっかり運営していくための議会は、
公平なポスト割りを行い、少数意見もきちんと吸い上げられる!
そういう組織でなければならないと思います。