議員の裏側

黒部市長選挙の裏側について 自民党3分裂か?

https://youtu.be/cjp09JicBBU

 

今回は、4月10日投開票予定の
黒部市長選挙のお話をします。

昨年末から、なんかバタバタしています。

一期目なので、当然、続投・・・

新聞を時系列で追うと
まず、昨年の12月定例会前に
現職1期目の大野市長が続投表明をされる!
との記事が載っていました。

傍目に、それは、当然のことだと思っていました。
と・こ・ろ・が!

4期目の若き市議が出馬の意向!

その数日後、現職で4期目の若い市議が
立候補する準備を始めている!
との記事が載りました。

一転して引退表明には裏側が…

すると、その数日後、現職が続投意向を翻し、
引退を表明されました。
新聞には、ドロドロした滑川市長選と
対照的に、「潔い判断!」
といったトーンのコメントが載っていました。

それを鵜呑みにしたシマは、
昨年あった高岡市のように、
自民が推した候補ではなく、
若い市議に勢いがあるとみて、
すんなり退かれたのだろうと思っていました。

が、なんと!内情は、
そんな単純ではなかったようです。

ボスキャラ登場?!

数日後の新聞に、驚くべき記事が載りました。

自民党系の現市長が引退表明されたところで
黒部市出身の元厚労省官僚が出馬の意向との記事が躍ったのです。

そして、数日後、
出馬することを公言されました。

ご察しの通り、現市長、若い市議、
そして、この元官僚!みなさん自民党系です。

なので結局、自民党系の現職が引退表明され
自民党系の若い市議と
自民党系の元官僚が立候補された一騎打ちとなります。

分裂選となる様相です。
これは見ごたえがあると思いませんか?

内部で分裂するのか、
他の議員の動きが楽しみとなります。

若手の新人は厳しいぞ!

自民党の黒部市連は、
昨年の高岡市長選と比べて、
格上の候補者を仕掛けてきたな!
と思いました。

高岡市の自民党市連が、
地元の元教育長を
神輿に載せたのに対し、
黒部市の自民党市連は、
地元出身の国の元官僚を
引っ張ってきた形。

地元の教育長と国の官僚!
行政手腕が長けていそうなのは、
誰が考えても官僚!

そうなると、市議として4期の
実績があり、なおかつ、
まだ40代前半という若い候補者よりも
黒部市民の信任を得やすいだろう。

よって、高岡市長選の二の舞!
つまり、市連が推薦した候補者が落選!
することにはならないだろうと
読んでの出馬要請だろうと思ったわけです。

まだ、そちらの動きは、
公には見えていませんが、
官僚が、自らの意思で、
どこからの推薦もなく、
出馬の意向を固めることなどない
と思うからです。

ということで、こちらが本命!
対向が、若い市議!の
タイマンの自民党分裂選となる!
と思っていました。

しかし、前回の市長選の遺恨が・・・

が、黒部市長選は、
そんな単純な構図ではないかもしれない?!
ということが、前回の市長選の結果から見えてきました。

4年前の黒部市長選は、
まったく記憶にありませんでしたが、
このところの自民党分裂選の先駆け
ともいえる熾烈な3分裂選挙だったのです。

その選挙に立候補していたのは、
いずれも自民党系の新人3人。

当時、県議会議員だった現職市長。
そして、市議会議員だった2人。

その選挙は、3人とも自民党系ということで、
自民市連は、誰にも付かず
自主投票にしていたそうです。

結果は、現職の市長が9,480票で当選。
次点が8,409票。約1,000票差の接戦でした。

3位が4,548票獲っており、
この方が不出馬のガチンコ勝負であれば、
どっちに転んだか分からない選挙だったようにも見えます。

実は、中学校区対抗戦!

実は、この時の市長選は、
黒部市を三分する地域戦とも言われていました。

元々黒部市の東に位置する生地(いくじ)地区。
そして、西に位置する石田地区。
そこに、市町村合併で黒部市となった
元宇奈月町の宇奈月地区。

この3地区の覇権争いの様相を呈していたのです。

分かりやすく言うと黒部市に3校ある
中学校区の対決なんです。(笑)

現職では勝てない?!

そういう目で4年前の黒部市長選を見ると
生地代表の県議、
宇奈月代表の市議、
石田代表の市議の戦いで、
生地代表の県議が接戦を制した。

が、4年経って、
いよいよ本格的に市政に邁進しよう!
と思っていた矢先、
4年前、僅差で次点だった宇奈月から、
若さ溢れる大型新人が出馬を宣言。

これは、まずい!
と思ったかどうかは分かりませんが、
宇奈月から市長を出すのは、
何としても避けねばならない!
と考えた生地の方々が、
現職の大野氏では厳しいとの判断をし、
中央(国)から大物を引っ張ってきた!
という構図が目に浮かびます。

黙っているのか?石田地区!

で、こうなると黙っていられないのが、
石田地区だろうとシマは勝手に予想しています。

石田地区には、先の衆議院議員選で
出馬を断念させられた元大臣がおられます。

この状況で、黙っておられるとは思えません。

今後、まだまだ波乱がありそうな黒部市長選!

選挙権はありませんが、その動向を注視したいと思います。

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