議員の裏側

何をどう議論した?富山市2選挙区維持!

今回は、以前お伝えした、
富山県議会議員定数や区割りが
確定したことについてお話したいと思います。

予想はしていましたが・・・

富山市の区割り。
予想通り現状維持で決着がつきました。
情けない話です。
富山県全体のことを考えていない
お粗末議員が多いことを
証明したようなものだと
がっかりしました。

怒りも込めて、
ちょっとだけ解説したいと思います。

4期連続で現状維持!

5月12日の新聞に
「富山市2選挙区維持」
との大見出しが躍りました。

正直、呆れるとともに、
やっぱりね!あかんわ、この議会!
と思いました。

富山市だけ選挙区区割りがおかしい

北日本新聞より https://webun.jp/item/7814943

富山県の県議会議員選挙は
ひとつの市以外は全部市町村選挙の区割りを
採用しています。

逆に言えばひとつだけ不平等な市があります。

それは富山市

富山市だけが2つの選挙区に分かれていて
富山市としての意見が2つに分かれて
県議会議員を選ぶことになってしまっています。

富山市全体の意見で県議会議員を選ぶのではなく
2ヶ所に分けられた意見となっています。

富山市一区(旧富山市)で11人
富山市二区(旧上婦負郡)で3人
というようにわかれていて
中山間地域の意見が反映されるメリットはありますが
他の市町村との区割りが違ってしまいますので
県議会議員の役割に不平等さが出るの
小学生でもおかしいと思う
と思っています。

富山市だけ不平等

この3人の枠の存続をずっと問題視し、
4期も連続で議題として上がり、
毎回話し合って結論を出さず
保留を出し続けている格好。

先に述べた通り、10年以上前に
富山市議選では全市一区になっているのに、
どうしてそれをすんなり踏襲できないのか。

多分、国政選挙の富山県3区の都合で、
大きくなった富山市を一つとするのが
都合悪いというのが大きな理由なんでしょうが、
それは結局、党の都合。
市民、県民目線ではないと感じます。

その自民党の都合についてお話します。

4回もスルーしておいて、その言い草は?!

記事によると、
「次は早期に議論を」
との見出しがドンと載っており、
笑ってしまいました。

その内容は省略し、それぞれの会長の結論を見ますと

自民党新令和会の会長は、
「1年前に始めるようでは遅い。
4年間で課題を整理した上で話し合うべき」

立憲民主の会長は、
「煮詰まらないうちに
結論を出さなければならず大変遺憾」

わかりますか?どちらもすぐ決めれないと話しています。

この問題は12年も前からあるのにです。
2011年の県議会議員選挙の際に2010年から話にあがっています。

そのことを知っている議長は
「会派同士の話し合いだけではなく、
それぞれに会議や勉強会を重ねた。
十分な議論がなされたのではないか」
との認識を示した。と話されているようにです。

ふざけていると思いませんか?
12年間もある話なのに、
まるで今はじまったばかりのように伝えて
上面だけ整えているかのようです。

合区に反対の理由は?

普通に考えると、
反対するのがおかしいことを
正当化する理由は何なのか?

調べても出てきません。

新聞記事を目を皿のようにして
読んで見つけたのは議長が言った
「中山間地などから県民の声を
きめ細かく拾い上げられること」
の一点のみ。

こういうのは、変更すると自分の会派の人数が減ることや
実入りが減るなどの理由がほぼ100%です。

12年間の議論は県議会議員選挙のたびにあります。
今回は4回目。

議長はもう十分でしょう。と話しているのに何ででしょう。

裏を見つけるために注視したいと思っています。

また非公開の議論も気になるところです。

あなたも選挙区について考えてみてほしい

ここからはどのような選挙がいいと思うのか。
あなたも考えてほしいと思いました。

今後の富山県議会の動向を注視したいと思っています。

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