議員の裏側

「ボーナス1割カットの裏側」 ~ また、1割?! ~

コロナ対策に身(銭)を切る!

夏のボーナス1割カット!

パッと見、
立派な提案に見えます。
が、実は、大したことはありません!

他会派は、2割や5割を主張!

立民・共産・維新会派の方が
より身を切る提案をしていました。
立民・共産会派は、2割。
維新会派は、5割。

新聞報道では

過日、新聞に、
富山市議会の自民会派が、
コロナ対策として、
夏のボーナスの1割カットを
提案したという記事がありました。

身を切る素晴らしい提案!

コロナ禍にあって、
富山市議会の昨年に続くこの提案は、
実質的に10万円✖38人=380万円
寄付する行為と同等で、
素晴らしい提案です。

こんな提案をせず、黙っていても
いいわけですから!

このお金が、コロナ対策費として
有効に使われるといいなあと思っています。

コロナ元年の去年は?

さて、去年の正にその頃、他会派は、
市長が全額カットしていらっしゃるんだから、
せめて2割はカットしましょう!
と言っていましたし、
中には、5割でも!全額でも!
という会派もありました。

議員の寄付行為は禁止!

議員は、公職選挙法により、
寄付行為を禁止されているので、
議会で条例改正しないと
支援金を拠出できない決まり!

公職選挙法の壁

こんな緊急時は、そのタガを外し、
議員の生活実態に応じて、
出せるだけ出してもいい!
というのにすればいいと思いますが、
それは制度上、難しい。

もう一つの身を切る提案?!

また、政務活動費の減額を
今年も去年並みにするとのこと。

議員の腹は痛まない!

この減額にも裏側があります

実質、コロナ禍で視察ができない状況で、
最初から使えないお金。
必然的に残るお金。
それを返金するだけです。

議員の腹は一つも傷んでいません。
それをアピールするのは、
いかがなものかと思いました。

誰も全額使い切っていない!

むしろ、ドミノ辞職以降、
全会派、使い切っていないという実態なので、
かつては、無駄に経費を使っていた
という事を言っているようなもの!

15万円からの減額を議論すべし!

なので、少しでも早く、
月額15万円からの
本当の減額の話し合いを
すべきではないかと思っています。

年間議員報酬の100分の1

結局、コロナ禍で、
ひっ迫している医療従事者や
飲食、観光業などを救うために、
少しでも足しにして欲しい!
ということで、
身を切る提案をしてはいますが、
それは、ハッキリ言って、
アピール行為に過ぎないと思う。

ボーナスの1割は、10万円であり、
年間議員報酬1,000万円の
100分の1にしかなりません。

ここでも前例主義?!

しないより、した方がいい!
に決まっていますが、
去年、1割だったから、
今年もそれで!
というのは、あまりに軽い。

市民の信頼を回復できる?!

昨年、多忙を極めていらっしゃった
市長が全額を拠出すると言っておられたのに、
議員は、たったの1割だったのと同じでは、
市民の信頼は回復できないと思います。

信頼回復のためには、去年、
森市長がなされた全額拠出!
に迫る幅にしないといけないのでは?
と思っています。

みなさんは、どう思われますか?
シマは、この、さも自民会派が先陣を切って、
身を切る提案をしましたよ!的な動きは、
アピールプレーにしか思えません。

逆に野党がアピールプレーだ!

そういうと、逆に、
どうせ否決されるからと
大幅なカットを公言した3会派の方が
アピールだ!と
おっしゃる方もいらっしゃいます。

多数決ありき!協議意味なし!

が、そもそもその考え方が、
議論なしの多数決の原理で、
民主主義の皮を被った
独裁主義であり、
富山市議会の闇を象徴した
考え方だと思います。

この割合を話し合った
各派代表者会議が、
非公開であることに
大きな不信感を抱くばかりです。

重要な会議は非公開?!

なぜ、公開しないのでしょうか?!
公開できない理由がある!
と考えるのが妥当でしょう。

見える化が、信頼回復への近道!

富山市議会が、また、議員が、
市民のみなさまからの
心からの信頼を回復するためにも、
こんな見えにくい手段を取らない、
真ん中を堂々と胸を張って進む
議会にして欲しいと思います。

次回は、過去にあった、
自民会派の信じがたい姑息な行動を
取り上げたいと思っています。

今日以上に、富山市議会のおかしさに
気づいて頂けると思っています。

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