議員の裏側

富山市長選挙、市議会議員選挙でみんないくら使ったのか見てきたよ(選挙活動収支報告書について)

 

この前の市議会議員選挙、市長選挙で
みんないくら使ったのかを見てきました。
いわゆる選挙活動収支報告書というものを見てきました。

その感想をひと言であらわすなら

怪しい

です。

本当の支出額をわざと見えにくくしている
という印象を感じます。

選挙活動費に上限がある理由

選挙には、選挙活動に使っていい額の
上限が設定されています。
それは、お金持ちが、
お金にモノを言わせた選挙に
させないためのものです。

逆から言うと、お金がなくても
志がしっかりあれば、
立候補できる余地を作るための
モノでもあるということです。

春の市議選の選挙活動費の実態

今回出馬された48名の中で、
選挙運動にかけた総支出額ですが

一番高額だった方の金額は約364万円
一方、一番低額だった方の金額は約54万円
ざっくり平均すると約200万円でした。

この300万円以上の差額を
どう思われますか?

また、この額を高い!と感じられますか?
それとも、安い!と感じられますか?

シマは、一番安い54万円でも高い!
と思っています。

なので、364万円は、とんでもなく高い!
と、ビックリしています。
なぜならば、市議選ではなく、
市長選に出たシマの金額が約30万円ですから!(笑)

この実態から、
シマが不思議に思ったことが3つありました。

1つ目は、
この総支出は本当に選挙にかけたお金の全てなのか?

2つ目は、
何をするために選挙事務所がいるのか?

3つ目は、
この時代になぜまだ固定電話なのか?

順に、説明します。

1,この総支出は本当に選挙にかけたお金の全額なのか?

についてですが、
選挙費用収支報告書に記載する費用は、
選挙期間に動いた費用のみ記載するので、
実質的に動いている費用は、
もっともっと多いです。

それは、一般的に政治活動と
言う名目の活動なので、
選挙費用収支報告書に記載する必要がないものとなります。

みなさんご存知の通り実際の選挙は、
選挙期間前に動き出しています。

告示の遙か前から選挙事務所を建てたり、
2連ノボリを立てたり、
後援会だよりを印刷し配ったり、
街頭に立って演説をしたり
このような活動の費用は一切入っていません。

それらは、選挙運動ではなく、
政治活動だからです。

その期間は、各候補者が自分で設定できますが、
おおざっぱに言うと、
3月定例会直後に動きが本格化しますので、
今回の選挙の場合は、約3週間前から政治活動という名目で
選挙活動がはじまっているかなと思います。

となると、選挙期間が1週間ですから、
費用は、ざっと3倍!と考えるのが妥当です。
こう考えると、やっぱり、選挙はお金がかかる!
そう思わざるを得ません!

2,何をするために選挙事務所がいるのか?

これは素朴な疑問です
ほとんどの候補者は、選挙事務所を作ります。
自宅でもいいのですが、ほとんどの候補者は、
大きな駐車場付きの広めの建物を借りたり、
空き地にプレハブ小屋を建てたりして、
選挙事務所にされます。

この費用が、結構高額です。
そこでは、何をしているのか?
シマは、自宅にしていたので、
よく分かりませんが、街宣の集合、
解散場所や休憩所にしたり、
ビラの証紙貼りをしたり、
固定電話から電話をかける場所にしているらしい。

街宣を積極的にするとすれば、
要るような気もしますが、
それをしないのであれば、
こんな場所が要りますか?!
と言いたい!

シマは、自宅にしましたが、
特に大きな問題は生じませんでした。

マスコミの方々は、
取材先に困っていたようですけど

3.この時代に、なぜ、まだ、固定電話?

2でも触れましたが、
支出の費目の中に、
固定電話代を計上している方が、
そこそこいらっしゃいました!

この時点で、どう思われます?と
振ってみたいです。

あの「もしもし、〇〇選挙事務所です。
〇〇をよろしくお願いします!」という、
電話をかけるための
固定電話設置と電話料金です。

効果があるとは思えない電話訪問!

あの電話は、かかってきた家の方の
時間を一方的に奪う行為で、
逆効果しかない!とシマは思っています。

また、万々が一、効果があるとしても、
協力者の携帯電話から
かけてもらえばいいのではないか?

と思うのです。
きょうび、ほとんどの方は、
かけ放題プランだと思うので!

いかがでしょうか?

みなさんは、どう思われましたか?

こんな報告書に意味はあるか?

シマは、この本当にかかった金額が分からない
選挙活動収支報告書自体に、
意味があるのか?と思っています。

これは、もちろん、前回のポスターの件と同じく、
富山市議会の問題ではなく、
国の選挙制度、公職選挙法の問題ですが、
地方から、実態を伝えて、
変えていかなければならないものだと思っています。

選挙はお金がかかるもの!

この問題を放っておくと、
結局、選挙というのは、
なんやかんや含めて、えらいお金がかかるもので、
志だけで出られないもの!
お金持ちがやること!となり、
一般市民から政治が遠い存在
になってしまうと思います。

それは、本来あってはならないことだと思います。

政治は、一般市民のためのものであるはずなので!
みなさん、そう思われませんか?

これからの時代。5Gの時代は、
アナログな費用がかさむ選挙から脱し、
選挙費用をできるだけ安価に抑え、
候補者の主義主張が有権者に等しく伝わるよう
なものにすべきと考えます!

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